Last time



「ごめんねごめんね」

君は泣きながら謝った。今更謝られたって困るが。血生臭いその手を掴めなかったのは僕だっていうのに君はいつも謝る。少しは自我ってものをもった方がいい、と言ってやれたらいいんだが。遺言の一つでも残したらよかった。まさか舌がなくなるとは思わないからな。

「早く、した方がいいよね」

頷いた。さすがに腹に風穴空いたまま放っておかれるのも辛い。君はそう、そのまま。額に銃口をあてればいいんだ。

「ごめんね」

最後まで謝り通しだったな君は。


END

***
マフィアな彼女
 

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